「3重の妨害工作」と激怒したトランプ大統領…国連「機器を何度も点検」

国連は22日(現地時間)、第81回国連総会でトランプ米大統領が演説する前に、エスカレーターとテレプロンプター(字幕機)を繰り返し点検した。昨年、相次ぐ機器の故障で騒ぎが生じたからだ。 国連のドゥジャリク事務総長報道官は21日、米ニューヨークの国連本部で開かれた記者会見で、昨年問題になったエスカレーターの状態を点検したのかとの質問に「何度も点検した」と答えた。 ドゥジャリク報道官は「米代表団が字幕機を円滑に使用できるよう新たな措置が準備された」とし「今では別のブースも設けられ、支障なく作動することを願っている」と述べた。 アントニオ・グテーレス国連事務総長も16日の記者会見で、関連の質問に対し、誰もエスカレーターで「悪い」経験をしないよう措置を取ったと述べた。 ◆昨年の国連総会演説で相次いだ機器故障…トランプ大統領「責任者を逮捕すべき」 昨年9月23日、トランプ大統領が国連総会で演説した際、いくつかの機器が故障した。トランプ大統領が演説のためメラニア夫人と一緒に移動していたところ、エスカレーターが突然停止し、歩いて上らなければならなかった。 続いて、演説の原稿を映し出す国連総会場のテレプロンプターも正常に作動せず、トランプ大統領は冒頭の15分間、国連側が用意した紙の原稿を見ながら演説した。トランプ大統領は演説を終えた後、総会場の演説の音声が完全に途切れたと聞いたと主張した。 これに対しトランプ大統領は「3重のサボタージュ(妨害工作)」を受けたと非難した。トランプ大統領は演説の翌日、トゥルース・ソーシャルに、「昨日、国連で本当に恥ずべきことが起きた。一つや二つでなく、三つも非常に悪質な出来事があった」と投稿した。 まず、エスカレーターが停止したことで自身とメラニア夫人がけがをするところだったとし、「これは明らかなサボタージュだ」とした。 続いて「国連職員がエスカレーターを停止することについて冗談を言った」という英メディアの報道に言及しながら「そんなことをした人たちは逮捕されるべきだ」と主張した。 また、字幕機の故障については「完全に真っ暗だった。私はすぐに『最初のエスカレーターの件に続いて、今度はテレプロンプターの故障まで、ここはいったいどこなのか』と思った」と伝えた。 トランプ大統領は「幸い、演説は非常に好評だったが、演説を終えた後、総会場の演説の音声が完全に途切れたと聞いた」とし「世界の首脳たちが通訳用イヤホンを着用しなければ何も聞こえなかった」と指摘した。 さらに「これは偶然ではなく、国連による3重のサボタージュだった」とし「彼らは自らを恥じるべきだ」と述べた。 米国はこれを問題視して事実関係の調査を求めたが、国連は「偶発的な事故」だったとし、意図的な妨害はなかったと反論した。

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