GACKT“浦真鷲”がえん罪の真相に迫る、第1話からつながっていた展開に感嘆<ブラックトリック>

GACKTが主演を務める月9ドラマ「ブラックトリック~裁きを操る弁護人~」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系/FODほかにて配信)の第10話が9月21日に放送された。ついに浦真鷲(GACKT)が古瀬(北村一輝)と対峙し、妹のえん罪の真相が明らかになった。(以下、ネタバレを含みます) ■うそを武器に敵を追い詰める痛快リーガルエンターテインメント 本作は、GACKT演じる“でっち上げの天才”である敏腕弁護士・浦真鷲直人(うらまわし・なおと)が依頼人を救うため、うそを武器に手段を選ばず真実を暴いていく完全オリジナルストーリーの痛快リーガルエンターテインメント。 浦真鷲は敏腕弁護士として活躍する一方、優秀な一級建築士という顔も併せ持つ。依頼人である弱者を救うためなら、建築事務所チームのメンバーを巧みに動かし、緻密な罠で敵を追い詰める。“うそ”で作り上げられた“証拠”は、全て彼が仕掛けた“ブラックトリック”の一部に過ぎない。悪を持って正義を勝ち取る、新たなダークヒーローの物語となる。 キャストはほかに、業界大手の「コルディア法律事務所」で働くエリート弁護士の麻生縁(あそう・ゆかり)を志田未来、浦真鷲が一級建築士として所属する「はかり建築設計事務所」でアシスタントを務める土生洸太(はぶ・こうた)を神尾楓珠、「はかり建築設計事務所」の一級建築士・鯖山周平(さばやま・しゅうへい)を戸塚純貴、「はかり建築設計事務所」の所長・呉田利静(くれた・りせい)を竹財輝之助)、「コルディア法律事務所」の代表・森木銀次(もりき・ぎんじ)を生瀬勝久、大物政治家の古瀬義親(ふるせ・よしちか)を北村が務める。 ■縁はドンヒョクに「真実を知りたくないんですか」と迫る 弁護士としての業務停止が明けるやいなや、古瀬に名誉毀損で訴えられた浦真鷲。浦真鷲は裁判の勝ち負けよりも、古瀬の秘書・室田(林泰文)を法廷に引っ張り出すことが狙いだと告げる。 そんな中、古瀬の元秘書で10年前に亡くなった仁藤(田口浩正)の息子・ドンヒョク(セヨン)に会った縁。仁藤を殺害した容疑で、浦真鷲の妹・美志(映美くらら)は逮捕されたが、浦真鷲はそれがえん罪だとして真相を明かそうとしているのだ。 「ドンヒョクさんは、真実を知りたくないんですか?何かを隠したり、ごまかしたり。いつだって悲劇はうそから生まれる。私はただ真実を明らかにしたいだけなんです」。そんな縁の言葉に、ドンヒョクは浦真鷲を信じられないものの、協力することにした。 ドンヒョクに見せてもらったRGCと日本のIR事業チームとの間で行われた会合の5年に及ぶ議事録から、ある企業と古瀬のつながりが判明。公判で浦真鷲と縁がそのからくりを指摘すると、古瀬側の弁護士・庄司(徳重聡)が慌てふためいた。 古瀬の本人尋問を申請すると申し出た浦真鷲。ただ、本当に古瀬が来るかは分からず、縁はドンヒョクに証人尋問を頼んだ。 ■浦真鷲の作戦でドンヒョクが裏切り? ところが、第4回口頭弁論の日、証言台に立ったドンヒョクは、古瀬の関与を否定し、指示を出したのは室田だと証言した。続いて原告側証人として登場した室田は、「責任は全て私にあります」と話した。 浦真鷲は「トカゲの尻尾切り…だな」とつぶやいた。 しかし、「全てを疑った先に真実が見える」として浦真鷲が作り上げた“うその設計図”で古瀬の罪は暴かれていくことに。 「大変なことになりました」と言うドンヒョクに呼び出された古瀬が向かった場所には、浦真鷲や縁らもいた。そこで、第3話に登場した警視庁公安部の的場(飯田基祐)に取り調べを受ける室田の様子がスクリーンに映し出された。その中で室田は、的場に古瀬から仁藤の遺書が送られてきたと聞いて動揺していた。 「姑息過ぎませんか」と言う古瀬に、「お互いさまだろう」と冷笑する浦真鷲。それでも古瀬は「まあ、彼が何を言おうが、私には関係のないことですよ」と冷ややかな態度。 続けて「秘書の代わりならいくらでもいる」と言い放つと、鯖山らと共に室田が入ってきた。取り調べの映像はライブではなく、今いる場所も含めて全て浦真鷲とはかり建築設計事務所の面々がつくりあげたものだった。 古瀬が自分を守ってくれないと悟った室田は真実を語り始めた。IR事業による土地開発にあたり、住民の反対によって水質検査を行うことになったが、古瀬は仁藤が「堅物だから」として当時第二秘書だった室谷データの改ざんを命じた。住民の弁護を引き受けた美志がそのデータがデタラメだと気付き、その報告を受けた仁藤も知ることに。 IR事業計画の中止で多大な犠牲を出す覚悟があるのかという古瀬の脅しに屈した仁藤だったが、罪の意識にさいなまれ、立体駐車場から飛び降りて命を落としてしまった。浦真鷲や古瀬が今いるのは、その当時の駐車場だった場所だ。 そして、仁藤を見張るように命じられていた室田が古瀬に報告しているとき、仁藤のスマホに美志からのメールが届いた。室田は美志に罪をなすりつけることを思い付き、古瀬が根回しをしたのだった。 ■妹のえん罪を晴らす道筋ができた浦真鷲がまさかの決断 仁藤は亡くなる前日、ドンヒョクに「強く生きてほしい。君を誇りに思う。」というメールを送っていた。それは“遺言”だった。仁藤は殺害されたのではなく、自殺であり、真犯人という存在はいなかったのだ。 その真相をつかむために、古瀬と室田に険悪になってもらう必要があり、浦真鷲は古瀬が訴訟を起こすように仕向け、ドンヒョクは被告人側の証人として出廷することを漏らした。さらには、第1話で描かれた息子が事件を起こして失脚した国会議員の秘書だった室田を自分の元に戻したところからこの“うその設計図”の作戦は始まっていたと判明した。 「手のひらの上で踊らしているようで、あんたが踊らされていたんだよ」。皮肉たっぷりに言う浦真鷲だったが、「それで?」と意に介していない古瀬。証拠などないと思っていた古瀬だが、「遺書が見つかった」と浦真鷲がポケットから封筒を取り出すと、室田に向かって「あの時、あなたはそんなことおっしゃいませんでしたよ」と言った。 その「あの時」という言葉が室田の証言が確かなものとなり、加えて改ざん記録もあることで、仁藤の自殺を十分に証明できると浦真鷲は語った。 だが、古瀬は父親の無念を晴らしたいドンヒョクに向かって「政治はな、戦争と一緒だ。犠牲は付きものなんだよ。分かってほしい。このIR計画は君のお父さんの悲願でもある。だからこそ、私は何があっても諦めない」と告げて立ち去った。浦真鷲は自分たちの目的は美志のえん罪を晴らすことだからとそのまま行かせた。 縁は美志と接見し、再審請求の完了を報告。美志は「私のために人生をかけて戦ってくれた」と涙を浮かべて感謝した。それに縁は「先生の信念が今の私をつくったから」と答えるのだった。 ラストでは、また浦真鷲に驚かされることになった。「もともと性に合わなかった」と弁護士を辞めることにしたのだ。無実とはいえ、一度、刑が確定している美志の再審までの道のりは長いが、縁に「あとは任せる」として、「これからは君は君らしく、正々堂々と戦え」と語った。 浦真鷲が「じゃあな」と立ち去った後、「それもきっと…うそですよ?」とつぶやいた縁。1話完結の事件を解決する物語もありつつ、縦軸の展開が鮮やかにこの第10話でつながった。第1話から見てきた面白さがあったが、残り1話あり、浦真鷲の決断は縁の言うように「うそ」なのか。ここでもまた“トリック”が仕掛けられているのか楽しみだ。視聴者からも「最終回のようで最終回じゃなかった。次回がどうなるか楽しみ」「来週の展開、まったく読めない」「最終回にわらわらとゲスト投入してどんなひと波乱があるのやら」と期待が高まっている。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部

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