ソフトクリーム食べていたら…両親が胸中語る 逮捕の男「朝から飲んだ」3歳児死亡事故

福岡市で起きた飲酒運転事故で死亡した男の子(3)の両親が、今の心境について語りました。 大山晴瑠くん。絵を描くことや、踊ることが好きな男の子でした。好きな食べ物は、ソフトクリームだったそうです。 20日、家族3人で、大分からの旅行中、福岡市内の観光施設に立ち寄りました。 晴瑠くんの母親 「朝も出発が早かったので、少しでも何か食べれたらいいかなと。『ソフトクリームあるよ』って誘ったんですけど」 軽乗用車がバイク3台に衝突。そのはずみで押し出されたバイクが、晴瑠くんたち家族に突っ込んだとみられています。 父親は、足を打撲し、左腕を骨折。母親は、左肩のじん帯を損傷するけがをしました。晴瑠くんは、事故翌日、亡くなりました。 晴瑠くんの父親 「この日程に旅行に行かなければ、あそこに寄らなければ、出発の時刻が少し遅れてれば。いろんな『ああしていれば』みたいのが、ぐるぐるぐるぐるあって」 晴瑠くんの母親 「自分が、あのタイミングで食事に誘ってしまった後悔」 自らを責める両親。ただ、家族は旅行をしていただけです。 この事故で、軽自動車を運転していた大神正治容疑者(68)が現行犯逮捕され、22日、送検されました。酒に酔った状態で、運転していた疑いが持たれています。 1人暮らしだったという大神容疑者。 捜査関係者によりますと、前日の夜からワインや焼酎を飲み、朝起きて、グラスに残った氷水で薄まった焼酎を飲んだことがきっかけで、また飲み始めたとも話しているといいます。 大神正治容疑者 「お酒の影響で、アクセルとブレーキを踏み間違えた」 晴瑠くんの母親 「なんでこんな時間に酒気帯びで、運転しているんだろうとか。でも、知った当時は、状況的には、晴瑠くんの心拍があるタイミングだったので、本当に何に感情を向けていいのかわからないという感じ」 飲酒運転をめぐる法改正は、今年も行われ、7月には、危険運転致死傷罪にアルコール濃度の数値基準が設けられました。 大神容疑者の呼気から検出されたアルコール濃度は、1リットルあたり0.99ミリグラム。危険運転致死傷罪が自動的に適用される数値です。 事故から2日。晴瑠くんの両親は、同じような事故を減らしたいという思いもあり、取材に応じたといいます。 晴瑠くんの母親 「警察には、しっかり調べていただきたい。私たち家族は、晴瑠くんを送り出すのが、いまは最優先」 晴瑠くんの父親 「正直、許せない。法の下で刑罰を下された後は、社会的には許されると思うが、私個人的な感情としては、一生涯、許すこと出来ない」

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