去年11月、群馬県伊勢崎市内のアパートなどでインドネシア国籍の男らによる何らかの争いが発生したとみられ、男性(インドネシア国籍・37)が背中を刃物で刺され死亡し、14日に強盗殺人などの疑いで男6人(いずれもインドネシア国籍)が逮捕されました。また警察は15日、この6人のうちの3人に重傷を負わせたなどとして、男11人(いずれもインドネシア国籍)を逮捕したと発表しました。 傷害と凶器準備集合の疑いで逮捕されたのは、いずれもインドネシア国籍で住居不定の無職・ヘンドラワン容疑者(38)など11人です。 警察によりますと、11人は去年11月3日の午前0時半過ぎ、襲撃を受けた際に応戦する目的で包丁や鎌などを準備し、伊勢崎市上諏訪町にあるアパートの部屋やその付近に集まりました。そして、襲撃して来たいずれもインドネシア国籍の男らに刃物で切り付けたり拳で殴ったりするなどの暴行を加え、3人に全治30日から3カ月程度の重傷を負わせた疑いが持たれています。 重傷の3人を含む6人は、死亡した男性(インドネシア国籍・37)らに対する強盗殺人などの疑いで14日逮捕されています。 今回逮捕された11人はいずれも入管難民法違反の疑いで、すでに逮捕されていました。 警察は捜査に支障があるとしてヘンドラワン容疑者ら11人の認否を明らかにしていません。 ヘンドラワン容疑者ら11人と重傷の3人は顔見知りとみられ、警察は事件の詳しいいきさつなどを調べています。