弁護士の男が、行政書士などに違法な料金を支払い依頼人の紹介を受けた疑いで逮捕されました。 弁護士の古閑孝容疑者(86)は、行政書士と金融業の男らから債務整理を希望する依頼人の紹介を受けた疑いが持たれています。 弁護士法では、弁護士資格を持たない人に料金を支払い、依頼人の紹介を受けることが禁じられていますが、古閑容疑者は行政書士と金融業の男らに50万円ほどの紹介料を支払っていました。 行政書士の男は、古閑容疑者に「多重債務者リスト」を渡し、日常的に違法な紹介を行っていました。 古閑容疑者は紹介料分を弁護士費用に上乗せして依頼人に請求していたとみられています。 3人は2021年以降、2年間で300件近く違法な紹介を繰り返し、これらで得た弁護士報酬約1億円のうち、古閑容疑者が行政書士らに支払った紹介料は4000万円にのぼるということです。