三菱UFJ銀行の元行員が貸金庫から金塊を盗んだ疑いで逮捕された事件で、元行員のスマホから、盗む前の貸金庫内の写真が800枚ほど確認されていたことが分かりました。 三菱UFJ銀行元行員の今村由香理容疑者(46)は、2024年9月に貸金庫から客2人の金塊約20kg、時価総額2億6000万円相当を盗んだ疑いが持たれています。 今村容疑者は、貸金庫から17億円以上の金品を盗んだとみて警視庁は調べていますが、捜査関係者によりますと、今村容疑者は盗む前に貸金庫内の状況をスマホで撮影していて、確認された写真は約800枚に上ることが分かりました。 警視庁は、今村容疑者が写真を参考に金品を補てんして、貸金庫を元通りの配置にして発覚を避けようとしていたとみて調べを進めています。