令和8年1~6月期には全国での総額が1816億円と、前年同期比で51.7%増加するなど特殊詐欺の被害が広がっている中、東京都墨田区は防犯意識向上に向けたマスコットキャラクターを作成し、区公式ユーチューブなどで啓発動画の公開を始めた。墨田区内のすみだ水族館のペンギンをモチーフにした防犯マスコットキャラクターの「すみた」は、警視庁の鑑識課に勤務する似顔絵捜査官の女性職員が手掛けた。桜やツツジなどの区のシンボルを取り入れ、ハート形の顔や大きな目など子供から高齢者まで幅広い年代に受け入れられるデザインとした。啓発動画は緊迫感のある演出でニセ警官詐欺の手口を紹介。すみたが登場し、警察官がSNSで連絡したり、逮捕状を見せたりはしないことなどを知らせる。さらに知らない電話に出ないこと、自動通話録音機を取り付けること、警察庁推奨の「特殊詐欺対策アプリ」の活用といった対策を伝える。区では特殊詐欺だけでなく、各種防犯活動にすみたを活用していく考えだが、現時点では着ぐるみ化については計画がないという。