10月4日、茨城県警は茨城県大洗町にあるスナックで、41歳の知人女性を刃渡りおよそ15センチの枝切りばさみで刺したとして、住所・職業不詳の内山公太郎容疑者(30)を傷害容疑で緊急逮捕した。各メディアによると、午後9時50分ごろ、「人が刺された」との110番通報が入り、警察が急行すると、店の入り口付近で腹部から血を流している41歳の女性を発見し、付近にいた内山容疑者を逮捕。41歳女性は命に別状はなく、2人は客としてスナックに訪れていたとみられている。さらに隣接する住宅の敷地内で、店のオーナーとみられる72歳の女性が首や背中を刺され倒れており、搬送先の病院で死亡が確認された。取り調べに対し内山容疑者は黙秘を続けているが、警察は、内山容疑者が、72歳女性が亡くなった事件についても関与しているとみて、捜査を進めている。夏は海水浴客で賑わう大洗サンビーチから少し離れた静かな住宅街で起きた今回の事件。カラオケスナックで一体何があったのだろうかーー。近隣に住む女性が事件当時の様子を話してくれた。「怖かったですよ。この辺りは住宅地だから真っ暗でしょ……。いきなり男性の怒鳴り声とか、吠えるような声がして、しばらくすると、ガラス戸をガンガンと叩く音がしたんです。なにかしらの喧嘩が始まったのかと思い、怯えていました。少しして大声や叩く音が収まったかと思うと、黒いTシャツにズボンを履いた容疑者らしき男が、歩いて家の前を通り過ぎていったんです。一人の警察官が駆け付けてきて、『現場に戻れ』『腹ばいになれ』などと言い合いになって、男は『うるさい』とまた大声を上げていました。そうしているうちにパトカーがどんどん集まってきて、男を取り押さえていました」近隣に住む男性は、スナックのママの人柄と事件発生の経緯をこう語る。「ママさんはこの場所で20年ほど店を営んでおり、とても商売上手な方でした。以前は別の場所でお店をされていて、そのころは私も何度か足を運んだことがあります。事件当日、店内にいた客は、容疑者と刺された41歳の女性だけで、よそから来た一見のお客さんだったそうです。酒を飲んで酔っ払って、連れの女性と喧嘩になったといいます。ママさんが止めに入ったところ、男性が逆上してしまったのでしょう。怖くなったママさんは店を出て、向かいの知り合いの家に助けを求めました。しかし、男は大声を上げながら剪定ばさみの先端で、ママさんを何度も突き刺したそうです。向かいの家の人も恐ろしくなり、玄関の鍵を閉めて110番通報したようですが、容疑者はその家のガラス格子戸を激しく叩きました。ガラスが一枚割られてしまったみたいです。容疑者が諦めて立ち去ろうとしたところに警察が駆け付けたと聞いています」偶然訪れた一見客によって、理不尽にスナックのママの命が奪われてしまった今回の事件。男がなぜ犯行に至ったのか。事件の全容解明が待たれるーー。