大阪・関西万博の工事をめぐり背任の罪で起訴された竹中工務店の元総括作業所長の男が再逮捕されました。警察によりますと、竹中工務店の元社員、河井辰巳容疑者(61)は、大阪・関西万博の工事で総括作業所長を務めていた去年6月から7月にかけ、大屋根リングの転落防止柵などの工事費を下請け業者に水増し、請求させ会社に約1100万円の損害を与えた疑いが持たれています。警察は河井容疑者の認否を明らかにしていません。河井容疑者は同じ業者に万博の別の工事費を水増し請求させ、会社に約1360万円の損害を与えたとしてすでに逮捕、起訴されていました。過去の取材では「現場の職人が大事だ」と語った河井容疑者。しかし、一連の事件をめぐり、下請け業者側の代理人弁護士は取材に対し、河井容疑者から水増しした請求書を出すよう指示されていたとし、「下請けという立場だったため従わざるを得なかった」などと説明していました。この下請け業者などが河井容疑者の自宅や親族が経営する飲食店などのリフォーム工事を担っていて、万博工事の水増し分がこの費用にあてられたとみられています。リフォーム工事の総額はおよそ6000万円に上るということで、警察は、河井容疑者が同様の水増し請求を他の業者とも繰り返していた可能性があるとみて調べています。