【AFP=時事】米ニューヨークのゾーラン・マムダニ市長は8日、米移民・税関捜査局(ICE)の捜査官が関与した新たな銃撃事案が発生したことを受け、ドナルド・トランプ米大統領に対して市内からICE職員を撤退させるよう要求する方針を明らかにした。ニューヨーク市警によると8日午後4時ごろ、ブロンクス地区のマーブルヒルで連邦職員とのトラブルの最中に男性1人が撃たれたという。マムダニ氏と国土安全保障省(DHS)はその後、トランプ大統領による移民取り締まりを担うICEの作戦中に発砲が発生したことを確認した。DHSの報道官は声明で、捜査官らが「重窃盗罪の前科があり、暴行や強盗、薬物所持、銃器所持などで過去に何度も逮捕歴があるドミニカ共和国出身の不法移民の容疑者を拘束しようとしていた」と説明した。何人の捜査官が発砲したのか、発砲の理由は何だったのかについては言及されていない。報道官は「ICEの捜査官が直ちに救護措置を講じた。容疑者は一命を取り留め、地元の病院に収容されている」と述べた。マムダニ氏は、この騒動が起きた際、車内に5歳の子どもがいたと明かし、X(旧ツイッター)に「これは到底承服できない極めて重大な事態だ」と投稿。トランプ氏に電話を入れたと付け加えた。さらに「大統領と話す際には、わが市における全てのICEによる執行活動を終了するよう要求する。ICEの捜査官がわれわれの地域社会を脅かすのを黙って静観するつもりはない」と強調した。AFPの取材によると、8日夕方には数百人のデモ隊が銃撃現場に穏やかに集まり、トランプ政権による取り締まりへの反対を表明した。【翻訳編集】 AFPBB News