所沢市の住宅に4人組の男が押し入り現金を奪った強盗事件で、逮捕された実行役の男が犯行で使用したとみられるスマートフォンを、逃走中にJR大宮駅のコインロッカーに預けていたことが分かりました。 スマートフォンは、その後、別の男が回収していて、指示役の発覚を防ぐ目的だったとみられます。 実行役の1人とされる住所・職業不詳の森田梨公哉容疑者(24)は、10月1日、いずれも「闇バイト」で集まった海藤貴志容疑者(43)、佐藤聖峻容疑者(25)、和佐裕夢容疑者(28)とともに所沢市の住宅に押し入り、この家に住む85歳の男性を刃物で切り付け、現金およそ8万円を奪った強盗致傷などの疑いが持たれています。 捜査関係者によりますと、森田容疑者は事件のあと、指示役との連絡に使っていたスマートフォンを、逃走中にJR大宮駅のコインロッカーに預けていたことが分かりました。 また、防犯カメラには、別の男がスマートフォンを回収する様子も写っていたということです。 森田容疑者はその後、宮城県や北海道に移動していて、7日、新潟県内で確保された際には別のスマートフォンを所持していました。 逃走中に入手したとみられています。 警察は、指示役らにつながる証拠を隠すため、森田容疑者が指示を受けてスマートフォンをコインロッカーに預けたとみて、調べています。