工事費用などの名目で滋賀県長浜市野瀬町の自治会から現金計555万円をだまし取ったとして、滋賀県警捜査2課と長浜署は9日、詐欺の疑いで、元市議の食品卸売業の男(76)=同町=を再逮捕した。容疑を認めているという。 再逮捕容疑は、2021年9月24日ごろ、同町内の民家跡地で、公共工事として行われた水道工事にもかかわらず、当時の自治会長に「工事代が必要」「今日中に用意しろ」などとうそを言い、500万円をだまし取った疑い。同年5月27日ごろにも、井戸の調査費用として55万円を詐取した疑い。 県警によると、男は当時市議在職中で、同町自治会の理事を務めていた。県警は今年9月、自治会から350万円をだまし取ったとして別の詐欺容疑で逮捕していた。