2024年に宮城県名取市が発注した調整池の工事の入札をめぐる官製談合事件で、落札した業者が入札の仕組みを逆手にとって、より多くの利益を得ようとしていた疑いがあることが分かりました。職員の逮捕を受け、名取市は10月15日に会見を開き、山田市長が謝罪しました。山田 司郎・名取市長:「深くお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした」この事件は、名取市美田園3丁目の調整池を作る工事の入札をめぐり、市職員の佐藤源亮 容疑者(32)が設計価格を漏らした官製談合防止法違反などの疑いで逮捕され、佐藤容疑者から設計価格の情報を得て不正に落札したとして、市内の建設業者=グリーン企画の専務・加藤均 容疑者と従業員の齋藤忍 容疑者が逮捕されたものです。今回の入札は通常の入札とは異なり、「評価点方式」が採用されていて、「価格点」と「価格以外の評価点」の総合点が最も高かった業者が落札する仕組みです。グリーン企画建設は「価格以外の評価点」について高い点数を持っていたため、他社よりも高価格で入札しても「総合点」で1位となれる仕組みです。実際にグリーン企画建設は、一番安い価格を付けた業者よりも360万円上回る価格で入札していたにもかかわらず、落札していました。警察はこうした仕組みを逆手にとって、「より多くの利益を得る」ことを目的に犯行に及んでいた可能性があるとみて、詳しい経緯をしらべています。