【10月14日 KOREA WAVE】韓国・仁川の大型商業施設で刃物を振り回し、9人を負傷させた男(59)が、警察の到着前に市民に制圧されていたことが分かった。地元警察が10月13日に公表した書面回答によると、男は同日午後、南洞区九月洞の複合商業施設「See&See」で刃物を振り回し、建物の3階で市民に取り押さえられた。警察が通報を受けたのは午後1時49分ごろ。管轄の交番のパトカーが約7分後の午後1時56分ごろに現場へ到着した。市民らは男に椅子を投げるなどして制圧し、駆けつけた警察官2人が身柄を引き継いで現行犯逮捕した。調べによると、男は建物の外から1階に入り、そのままエレベーターで2階へ移動して犯行に及んだ。その後、建物中央のエスカレーターを上り下りしながら襲撃を続けたという。男は両手にそれぞれ刃物を握り、白いテープで手と刃物を巻いて固定していた。警察は使用された刃物2本を確保したほか、バッグから鈍器2点を発見し、押収した。負傷者は当初8人とされていたが、警察は9人に訂正した。このうち20代の女性1人は緊急手術を終え、経過を観察している。残る8人に命の危険はないという。男は9月にも、公共の場所で刃物を所持した疑いで仁川の警察に立件され、捜査を受けていた。この事件の捜査はまだ続いており、警察は男の身柄の取り扱いを検討していた。男には殺人未遂の前科があり、今回の犯行時には位置情報を追跡する電子足輪を着用していた。ただし、警察は電子足輪の装着理由や過去の犯行の詳しい内容については確認中としている。警察は犯行動機や刃物の入手経路、特定の人物を狙ったかどうかなどを調べる。現場を事前に下見していたかを含め、計画的な犯行だった可能性も確認する方針だ。警察関係者は「容疑者は一部の事項について供述しているが、動機などの具体的な内容は捜査中だ」とし、14日に逮捕後の身柄拘束を継続するための令状申請を検討していると明らかにした。現場は地下4階、地上6階の大型複合商業施設で、大型スーパーのホームプラスや映画館のCGV、飲食店、ファストフード店、各種販売施設などが入居している。普段から買い物や食事、映画鑑賞に訪れる市民が多く、事件当時も建物の各所に利用客や店の関係者がいた。(c)KOREA WAVE/AFPBB News