中米エルサルバドルのブケレ大統領は、犯罪組織の取り締まりで逮捕・収監された人のうち、最大で半数を条件付きで釈放する計画を発表しました。AP通信によりますと、エルサルバドルのブケレ大統領は、犯罪組織の一掃を目指して、2022年3月に非常事態を宣言し、これまでに9万人以上を逮捕してきました。ブケレ大統領は13日、このうち犯罪組織に協力したとして収監された人について、関与の程度などを個別に審査し、監視などの条件をつけて早期に釈放する計画を明らかにしました。ブケレ政権の強硬な取り締まりで国内の殺人事件は大幅に減少した一方で、人権団体には不当逮捕などを訴える6000件以上の苦情が寄せられ、勾留中に少なくとも575人が死亡したと報告されるなど、人権侵害への批判も高まっていました。ブケレ大統領は、かつては犯罪組織への協力が珍しくなかったと説明したうえで、今回の釈放は関与の程度が比較的、軽い人を対象にする考えを示しています。