ロシア、北海道新聞記者拘束と「領事通報」 面会要求は拒否せず

木原稔官房長官は16日午前の記者会見で、ロシア当局にスパイ容疑で拘束された北海道新聞ユジノサハリンスク支局の日本人男性特派員について、ロシア側から拘束の事実を伝える「領事通報」が15日にあったことを明らかにした。複数の日本政府関係者によると、ロシア側は日本が求める特派員への領事面会について拒否していないという。 ロシア当局は13日に特派員をスパイ容疑で拘束。日露領事条約では、拘束・逮捕の1~3日後に相手国政府に領事通報し、2~4日後に領事面会をするよう定めている。 木原氏は会見で、特派員とはいまだ接触できていないとして「一刻も早く領事面会を実現し、本人の健康状態や事実認識等の確認ができるように全力で取り組む」と述べた。 2023年にスパイ容疑で拘束された米紙記者は最初の領事面会まで2週間以上かかったとされる。ロシアで邦人記者のスパイ容疑が事件化するのは異例。今回、複数のロシア当局捜査員が特派員を組み伏せ、手錠をはめる動画を公開したことから、日本側は人道的な配慮を繰り返し要求していた。日本は面会で特派員の健康状況や拘束時の状況などを聞き取り、支援する方針だ。【田所柳子】

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