夫とパパ活女子の性交を盗撮して、他人に提供した性的映像記録提供や詐欺未遂などの罪に問われている妻の小野晴香被告(28=逮捕時)と内縁関係にある小野凜被告(23=逮捕時)の公判が10月6日、東京地裁で開かれた。前編では、晴香被告の裁判での証言など、詳細をお伝えした。夫の小野洋平被告(39=逮捕時) による暴力によって、晴香被告が洗脳状態だったことが明らかになったが、衝撃だったのが凜被告の意見陳述書だ。〈(洋平被告から)口の中に包丁を入れられたり、スタンガンで電流を流された。真冬にパンツ姿でベランダに出されたこともあります。従わないと殺されると思いました。逃げたら顔に硫酸をかけると脅されていました〉周囲との連絡を絶たせ、暴行後に性行為をしては優しい言葉をかけ、〈愛してくれるのは自分(編集部註:洋平被告)だけだと思わされた〉という。すさまじい暴力を受け続けたという内容は、晴香被告の意見陳述書も同様だったため、加害者であり被害者でもある凜被告の証言に傍聴人たちも複雑な思いを抱かざるを得ない。次に凜被告の母親が証言台に立った。事件を知った心境を問われると、「信じられませんでした。被害者の方には取り返しのつかない傷を負わせてしまったと思っております。申し訳ございません」と謝罪。凜被告の性格については、「家ではふざけたりしていましたが、外では自分から発言するようなタイプではなかった」という。凜被告は大学進学を機に1人暮らしを始める。家族仲は良好だったが大学3年生の8月ごろに連絡が途絶えた。警察に相談すると「(凜被告が)過保護すぎるから、お母さんと話したくないと言っている」と言われたため、捜索願を出すことはなかった。久々の連絡は逮捕の1週間前。凜被告から「逮捕されるかもしれない」と打ち明けられたという。