奥田交番襲撃事件差し戻し審 被告人質問めぐり弁護側と検察側が再協議へ 富山県

富山市の奥田交番襲撃事件の差し戻し裁判は、きょう3回目の公判が富山地方裁判所で開かれ、差し戻し前の一審で示された証拠を確認しました。また現時点で予定されていない被告人質問について、実施の有無を再度協議することになりました。立山町の元自衛官・島津慧大被告(30)は2018年6月、富山市の奥田交番に刃物を持って押し入り、当時の交番所長を刺し殺して拳銃を奪い、近くの小学校前にいた警備員を射殺した強盗殺人の罪に問われています。5年前の一審で富山地裁は「強盗殺人罪」ではなく「殺人」と「窃盗」の罪にあたるとして、島津被告に無期懲役の判決を言い渡しましたが、控訴審や上告審で審理が差し戻されました。富山地裁では差し戻し前とは別の裁判官と裁判員のもと、今月5日から審理がやり直されています。最大の争点は「強盗殺人罪が成立するかどうか」です。きょうの公判では、一審で行われた証人尋問の録画が流されました。裁判官と裁判員は当時、島津被告に発砲して逮捕した警察官や現場の鑑識担当だった警察官の証言などを聞いて、改めて証拠を確認しました。また今回の裁判では、今のところ予定されていない被告人質問について、弁護側は「島津被告が黙秘する意向は変わらず、引き続き不要」とした一方で、検察側は「質問の時間をとってほしい」と述べ、再度協議することになりました。次の公判は今月19日で、判決は12月8日に言い渡される予定です。

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