名取市の調整池の入札をめぐる官製談合事件で、逮捕された市職員が下水道課在籍中に実施された「評価点方式」の入札で、不正を行ったとされる建設会社の落札は14件あり、このうち最高額での入札が9件に上ることが新たに分かりました。この事件は、名取市が発注した排水を貯める池を作る工事の入札をめぐり、設計価格を漏らして不正な落札を行ったとして市職員の佐藤源亮容疑者(32)、市内の建設業者=グリーン企画建設の専務・加藤均容疑者(63)ら男3人が逮捕されたものです。この事件の入札では「価格点」と「価格以外の評価点」の合計で落札者を決める方式をとっていて、その後の取材で、佐藤容疑者が下水道課に在籍していた今年3月までの4年間で、下水道課が発注したこの方式の入札をグリーン企画建設が14件落札し、このうち最高額での落札が9件に上ることが新たに分かりました。「価格以外の評価点」は地域への貢献度などをもとに設定され、グリーン建設企画は他の業者よりも高い点数を持っていました。そのため、高い価格で応札しても総合点により落札できていたとみられています。警察は、過去の落札についても不正がなかったか調べを進めています。