糖尿病薬「マンジャロ」処方箋なく販売疑い 薬局経営者ら逮捕

処方箋なしで糖尿病治療薬「マンジャロ」やぜんそく薬を販売したとして、警視庁生活環境課は22日、「ファーストビューティ薬局」(東京・高田馬場)の実質的経営者ら男女2人を医薬品医療機器法違反(処方箋医薬品の不正販売)容疑で逮捕したと発表した。マンジャロは本来と異なるダイエット目的の使用や違法な個人間売買が問題になっており、背景にはこうした医薬品業者の不正もあるとみられる。 逮捕されたのは実質的経営者で中国籍の王沛(40)=東京都江東区=と運営会社代表の羽鳥聡(54)=東京都新宿区=の両容疑者。警視庁は2人の認否を明かさなかった。 警視庁によると、70種類以上の処方薬を扱い、通常薬価の2~4倍で販売。店舗や中国のSNS「小紅書」を通じて、2024年10月の開設以来1年9カ月で6551万円を売り上げていた。サイトで「処方箋なしで買える」とうたい、購入者によるSNS投稿の拡散で客が増えていた。 逮捕容疑は共謀し、26年1~6月、日本や中国の26~38歳の男女4人に、医師の処方を受けていないマンジャロやピロリ菌治療薬、ぜんそく薬を計3万7000円で売ったとしている。マンジャロを購入した女性(26)は「ダイエット目的だった」と話しているという。 25年1月に新宿区保健所に「処方箋無しで処方薬を売っている」と情報提供があり、区は3回にわたって立ち入り調査や行政指導をしていた。【洪玟香】

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