熊本県八代市の新庁舎建設をめぐる汚職事件で、他の被告達が受け取った賄賂の一部を隠そうとした罪に問われている男の被告人質問が熊本地方裁判所であり、被告は「100万円を受け取った」と明らかにしました。■100万円受領 被告の供述はーー東京都渋谷区の会社役員・渡邊裕人被告(49)は、八代市役所の新庁舎・建設工事をめぐり、八代市議会議員の成松由紀夫被告達が、前田建設工業側から賄賂として受け取ったとされる6000万円のうち、約2000万円を資金洗浄、いわゆるマネーロンダリングしたとして組織犯罪処罰法違反の罪に問われています。初公判で起訴内容を認めていた渡邊被告ですが、10月22日の被告人質問で、自身の会社名義の口座に入金した報酬として「100万円を受け取った」と述べました。また、入金した現金約2000万円については「過去の事業の売上だと認識していたが、成松被告が絡んだ『グレーのお金』で、後ろめたい金なのではないかとも思った」とした上で、入金後にはその口座を成松被告が管理し、「700万円から1000万円ぐらい現金が引き出されていた」とも述べました。■検察は手帳の記述明かす一方、検察側は、成松被告が逮捕前の今年2月に共犯者達と会食をした際に記録したとみられる手帳に、「『もらっていない』で通す」と書かれていたことも明らかにしました。渡邊被告の次回の裁判は11月25日に開かれ、結審する予定です。