女性を殴って逃走する男を取り押さえ、事件解決に貢献したとして、会社員の男女2人に22日、久留米警察署が感謝状を贈りました。感謝状を贈られたのは、中村実来さん(29)と石川憲章さん(48)です。警察によりますと、事件が起きたのは10月4日、午後4時半過ぎでした。福岡県久留米市の西鉄「花畑駅」の構内で、76歳の男が32歳の女性の顔を殴り逃げようとしていました。たまたま通りかかった中村さんは、暴行の一部始終を目撃。逃げる男に飛び掛かり、後ろから羽交い絞めにしました。さらに、その場に居合わせた男子高校生と、向かいの薬局で働いていた石川さんも協力しようと駆け付けました。結果、面識のない3人の連携で、男を取り押さえることに成功。男は暴行容疑で現行犯逮捕されました。その後の捜査で、男は近くのスーパーマーケットで肉などの食料品を会計せずに持ち去ろうとしていたことが判明しました。駅構内で殴られた32歳の女性は、このスーパーの従業員で、男の腕をつかんだところで被害に遭いました。最初に男に飛びついた中村さんは、当時の状況について「無我夢中で覚えていない。『通報してください』と周りの助けを呼んだ」と振り返りました。騒ぎに気が付き駆け付けた石川さんも「『何が起こっているんだ?』という感じだった。しかし、男が暴れていたので、これは手助けしなくてはと思った」と話しています。久留米警察署の那須重人署長は「久留米市の安全安心を守るうえで2人の勇気はとても心強く思う」と感謝の言葉を伝えました。一緒に男を取り押さえた男子高校生にも、後日、感謝状を贈るということです。