飯塚市に住む76歳の男性が、警察官などをかたる人物らから現金3350万円をだまし取られました。犯人グループは、男性に毎日4回居場所を報告するよう指示していて、男性が自宅に1人でいる時を狙って電話を掛けていたとみられています。警察によりますと、9月22日、飯塚市の男性(76)宅の固定電話に、郵便局員を名乗る女から電話がありました。男性は女から「あなたの個人情報が漏れている可能性がある。広島県警の警察官につなぐので話をして下さい」と言われました。続いて、電話を替わった警察官を名乗る男から「逮捕された犯人があなた名義の通帳を持っていた。あなたの口座のお金を調べる必要がある。このままだと逮捕される」などと言われ、メッセージアプリでのやりとりを指示されました。その後、別の検事を名乗る男からビデオ通話で「持っている口座のお金を調べる必要がある。金融庁査察官が調査する」などと言われ、10月3日から10日までの間に4回にわたり、指定された飯塚市内のトイレに現金あわせて3250万円を置いたところ、持ち去られました。さらに、10月19日に検事を名乗る男が指定した口座に現金100万円を振り込み、だまし取られたということです。男性は、警察官を名乗る男から1日に4回の定時連絡で所在地を報告するよう指示されていました。警察は、犯人グループが定時連絡を通じて、男性が自宅に1人でいることを確認したうえで電話を掛けていた可能性もあるとみて捜査しています。警察は、「資金洗浄(マネーロンダリング)」「逮捕状」「SNSで取り調べ」「資金調査」などのワードが出たら、電話をすぐに切るように呼びかけています。