女優の広瀬すず(26)主演で24日にスタートするTBS系金曜ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」(金曜午後10時)のプレミア試写会&制作発表会見が18日、東京・赤坂で開かれ、広瀬と共演の松山ケンイチ(39)、リリー・フランキー(61)、磯村勇斗(32)が出席した。 ドラマは浅見理都さんの同名漫画(講談社「Kiss」連載)を原作に現在と過去の事件に巻き込まれた親子の愛と運命が交錯するヒューマンクライムサスペンス。 本格サスペンスドラマ初主演の広瀬演じる大学生・山下心麦(こむぎ)を男手一つで育ててきた元警察官の父親・春生(リリー)がクリスマスイブの夜、突然殺害され、犯人として春生が22年前の一家惨殺事件で逮捕した犯人の一人息子(成田凌)が逮捕される。しかし、春生は心麦に「冤罪」と記した手紙をのこしていた―。 松山は心麦と事件の真相を追う弁護士・松風義輝役、磯村は心麦に近づく謎めいた週刊誌記者・神井孝を演じる。 2階建てロンドンバスでTBS周辺の赤坂を回り、登場した広瀬ら4人はクジャクにちなんだジャングル風の会場に入った。広瀬は「かっこいい演出にドキドキです」と話したが、リリーは「やばい悟りのセミナーみたい。赤坂1周したけど誰もいなくて『何なら銀座に行く?』に」と苦笑。松山は「すずちゃんは歩いている人に話しかけていた」とも。広瀬は「『クジャク―』の番宣なんですよーって」と重ねた。 「秘密にしていることは?」との質問にリリーは「誕生日にご飯食べているときにすずちゃんに声をかけたら紙袋を持って来てくれた。プレゼントと思いきやそのまま持って帰った」とエピソードを打ち明けると、広瀬は「あれ、チャーハン。お店で食べ残したのを詰めてもらった。リリーさんのプレゼントは買ってあるけど、家にずっとあります。Tシャツ作ったのであげようと思ったけど忘れちゃった」と弁明した。 「寒い中、食べたいもの、やりたいこと」を聞かれた広瀬は「体が冷えているとジムで汗をかかないのでジムまで猛ダッシュしてます。ビーサンにダウンで。信号待ちで足踏みしているのもいいんですよ。寒いときは炉端焼きによく行きますね」と話すと、リリーから「ビーサン、ダウン、炉端焼きは”プロのオヤジ”だな」といじられた。松山は「スキーに行ってリフトの最高地点でしょっぱいせんべいを食べたい。しみるんですよ。正月休みに行ってました」と明かした。 4人は真犯人をめぐって疑心暗鬼なトークも展開。リリーは「心麦と松風はないよな。何か知ってる?」と投げると、松山は「僕が一番知りたい。プロデューサーに毎回詰め寄っている」といい、リリーは「俺が犯人じゃないか。死んでなければ…」とキャストの中でも謎は深まるばかり。 会場の観客のアンケートで最も怪しいとされたのは春生の後輩刑事の赤沢(藤本隆宏)。リリーらは「大きいし、胸板厚いし」と元五輪競泳選手の藤本に勝手な考察を展開した。 最後に広瀬は「考察が止まらない展開が続くので皆さん楽しんでください」と会場に呼び掛けた。 主題歌はAdo(22)のバラード「エルフ」がドラマを彩っていく。