別のナンバープレート付けて盗難車運転か 自動車整備業の男逮捕

盗難車に不正取得したナンバープレートを付けて運転したとして、警視庁と千葉県警の合同捜査本部は8日、自動車整備会社(埼玉県吉川市)代表取締役の滝口洋一容疑者(50)=同県川口市=を道路運送車両法違反容疑で逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。合同捜査本部は、滝口容疑者がナンバープレートを付け替えて、盗難車であることが発覚しないような形にしていたとみている。 捜査関係者によると、滝口容疑者の逮捕容疑は、何者かと共謀して2月18日ごろ、盗難車の前と後ろに不正に取得したナンバープレートを取り付けて走行したというもの。 滝口容疑者は何らかの方法で入手した盗難車と同じ種類で型落ちした車を、オークションなどで安く購入。購入した車から、車を識別する「車台番号」が刻印されているパーツを外し、盗難車に付け替えるなどして運輸局から新たなナンバープレートを不正に取得していたという。 合同捜査本部は、関係先から約10台の盗難車を押収。ナンバープレートを不正入手して取り付けた盗難車は、暴力団関係者などへ売却された可能性もあるとみて、実態解明を進める。(三井新、西岡矩毅)

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