内乱を首謀した疑いで拘束されている韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が裁判所の審査に出席し、非常戒厳の正当性を訴えました。裁判所は1月19日、尹大統領の逮捕状を出すかどうかを判断する見通しです。 韓国・ソウルの裁判所では18日、尹大統領の逮捕状を出すかどうかを決める審査が行われ、尹大統領自ら出席しました。 裁判所の周りには4万人を超える支持者らが集まり、韓国メディアは、塀を乗り越えて裁判所の敷地に侵入した17人が現行犯逮捕されたと伝えています。 18日午後2時から始まった審査は5時間に及び、非常戒厳の正当性を主張してきた尹大統領は、約45分にわたって意見を述べたということです。 尹大統領の弁護士は審査の後、「大統領は誠実に説明し、答弁した」とコメントしました。 尹大統領の逮捕状について、裁判所は遅くとも19日午前中には判断を下す見通しだと韓国メディアは伝えています。