韓国・尹前大統領、戒厳宣言は「他に選択肢なかった」…内乱罪の控訴審で主張

【10月28日 KOREA WAVE】韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)前大統領は27日、ソウル高裁で開かれた内乱首謀罪の控訴審で、「12・3非常戒厳」は当時の野党「共に民主党」の振る舞いに対し、政治的に言うべきことを言うためだったと述べ、「他に選択肢がなかった」と改めて主張した。この日は被告人質問が続いた。弁護人が、野党による監査院長の弾劾の動きなどを受け、深刻な事態を知らせるため戒厳を宣言したのかと尋ねると、ユン・ソンニョル氏は「監査院長まで弾劾すれば仕事ができない。外から見ても韓国政府をどう思うだろうか」と回答。「状況を見ながら非常に嘆き、悩んだ」と述べ、「この戒厳が維持されると思うだろうか」と問い返した。弁護人は幼少期から大統領になるまでの経緯や価値観も質問。2022年の大統領選候補時代に感銘を受けた本として「選択の自由」を挙げたことに触れ、強い権限ほど自ら抑制すべきだと考えるか尋ねた。ユン・ソンニョル氏は「自由主義国家の権力が必要に応じてむやみに行使されてはならないという哲学を持っている」と答えた。司法試験に8回目で合格するまで挑戦を続けた理由には、若いころから法の支配や民主主義を考え、他の職業を考えていなかったと説明。「一生懸命やらなかったので時間がかかったようだ」とも語った。ムン・ジェイン(文在寅)政権で検察総長に任命された際には「生きた権力も捜査するよう言われ、ありがたく思った」とし、政権周辺の不正を取り除くことが政府を助け、国民の信頼につながると考えたという。特別検察官チームが非常戒厳を「親衛クーデター」と位置付けていることについては、輸入と輸出に依存し、国際的な地位の高い現在の韓国が、武力によるクーデターで存続できるのかと反論。少数の軍人を動員して刑務所に入る計画だったのかとの問いにも、「親衛クーデター」という主張は成り立たないとの趣旨の発言をした。特別検察官チームは、防諜司令部への主要人物の逮捕任務について質問した。ユン・ソンニョル氏は「逮捕自体を知らなかった」と否定。戒厳解除後の報道で名簿の存在を知り、国防相だったキム・ヨンヒョン(金龍顕)氏に尋ねたと説明した。「すぐ終わると言ったのに、なぜ不必要なことをして、このような報道が出るようにしたのかと何度も言った」とし、叱責したことを認めた。(c)KOREA WAVE/AFPBB News

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