路上で覚醒剤を譲り渡したなどとして、大阪府警は28日、大阪市消防局の職員の男(38)=大阪市平野区=を覚醒剤取締法違反などの疑いで逮捕・送検したと発表した。 認否は明らかにしていない。 大阪市消防局によると、男は城東消防署に所属する消防士長。昨年12月から出勤していなかったという。 府警薬物対策課によると、逮捕・送検容疑は6月8日、大阪市住吉区の路上で30代女性に対し、覚醒剤を含む結晶0.66グラムを譲り渡したなどというもの。10月27日に起訴された。 また、8月に男の自宅を府警が家宅捜索した際、尿から覚醒剤反応が出たほか、大麻成分を含む植物片が入った巻紙も見つかり、覚醒剤の使用や麻薬取締法違反の疑いでも逮捕・起訴されたという。 3月に別の40代男性の覚醒剤使用事件を捜査していた府警が覚醒剤の入手先を調べたところ、30代女性が浮上。さらにこの女性が消防士長の男から入手していたことが判明し、8月に逮捕していた。 30代女性とはSNSで取引のやり取りをしていたという。 大阪市消防局は「市民の信頼を著しく損なうもので、深くお詫びします。事実関係を確認の上、厳正に対処するとともに信頼回復に努めてまいります」とのコメントを発表した。(黒田陸離、阪田隼人)