「告白」「悪人」「モテキ」「君の名は。」「怪物」などの映像作品を手掛けている川村元気さんが、長編小説『私の馬』(新潮社)を刊行した。 『世界から猫が消えたなら』で作家デビューし、『億男』『四月になれば彼女は』『神曲』と新作が刊行される度に話題となっている川村さんが執筆した本作は、労働組合の金を横領し、馬に貢いだ女性を描いた一作だ。 情熱も金も、持てるすべてを注ぎ込み、馬とともに疾走した女性の末路が物語になったとき、何が浮かび上がるのか? 作家の高橋源一郎さんが刊行に寄せた書評を紹介する。
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「告白」「悪人」「モテキ」「君の名は。」「怪物」などの映像作品を手掛けている川村元気さんが、長編小説『私の馬』(新潮社)を刊行した。 『世界から猫が消えたなら』で作家デビューし、『億男』『四月になれば彼女は』『神曲』と新作が刊行される度に話題となっている川村さんが執筆した本作は、労働組合の金を横領し、馬に貢いだ女性を描いた一作だ。 情熱も金も、持てるすべてを注ぎ込み、馬とともに疾走した女性の末路が物語になったとき、何が浮かび上がるのか? 作家の高橋源一郎さんが刊行に寄せた書評を紹介する。