宜野湾市喜友名の民家で女性(75)が刺されて殺害された事件は28日、発覚から1週間がたった。容疑者は逃走しており、逮捕されていない。現場は住宅街で付近には小中学校があり、住民に不安が広がっている。県警は見回りを強化し、捜査網を広げる。 捜査関係者によると、住宅街のため常設の防犯カメラに乏しいが、交通量は少なくないといい、新たな目撃情報など「捜査の網を広げ、あらゆる可能性を調べている」と述べた。 喜友名区自治会の知念桂子会長(71)は「のどかな地域で就寝以外は扉に鍵をかけず、安心して生活していた。こんな事件が起こるとは思っていなかった」と不安を口にした。 公民館で開催予定だった保育園児向けのハロウィーン行事は中止を余儀なくされたという。園長は「早く犯人が捕まって、子どもたちが安全に外で遊べる環境になってほしい」と話した。 県警によると、室内から血を流して倒れている女性が21日に見つかり、現場で死亡が確認された。死因は失血死で、死亡したのは19日ごろとみられる。 21日に女性の職場から親族へ「2日間連絡が取れていない」と報告があり、親族から安否確認を依頼された地域の女性が同日午前に110番通報した。 県警は23日、宜野湾署に特別捜査本部を設置。120人体制で臨み、現場周辺の聞き込みや防犯カメラ映像の回収を進めている。(社会部・對島由騎、平良孝陽)