尹大統領の逮捕状発付、韓国地裁 本格捜査へ

Joyce Lee Hyunsu Yim [ソウル 19日 ロイター] – 韓国のソウル西部地裁は19日、「非常戒厳」宣言を巡る内乱容疑などで拘束された尹錫悦大統領の逮捕状を発付した。証拠隠滅の恐れがあると判断した。15日からの拘束期間を含めて最長20日間の身柄拘束が可能となり、捜査が本格化する。 尹氏は15日、現職大統領として初めて拘束された。拘束期限は最長48時間で、拘束を延長するには逮捕状発布が必要だった。高官犯罪捜査庁(高捜庁)は17日、逮捕状を裁判所に請求した。 聯合ニュースによると、逮捕状発付が伝わると、一部の尹氏支持者が裁判所に押し入り、器物を破損、警察官に暴行を加えるなど、現場は一時騒然となった。生中継のテレビでは、大勢の警察官が建物内でデモ隊を制圧しようとしている様子が映し出された。

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