警察官や検察官を名乗る人物から電話があり、新潟県小千谷市に住む80代の女性が、現金360万円をだまし取られる特殊詐欺被害に遭いました。警察は28日までに被害届を受理し、捜査を進めています。警察によりますと、9月30日ごろ、女性の自宅の固定電話に女の声で「荷物が届いています。連絡が取れません。1を押してください」などと電話がありました。女性が指定された「1」のボタンを押したところ、警察官を名乗る男につながり、「犯人を逮捕したらあなた名義の通帳と携帯電話が出てきました。心当たりはありませんか」などと言われました。女性は電話で自身の氏名や住所、生年月日、携帯電話番号を伝えてしまったということです。その後、検察官を名乗る男からも電話があり、「女性が事件に関係ないことを証明するために私が保証人になって特別捜査を依頼します」「女性の紙幣を調査する必要があります」などと言われ、女性は指示されるまま現金を引き出し、自宅で保管していました。そして10月5日、検察官を名乗る男からの電話で、引き出した現金を紙袋に入れて自宅前に置くよう指示され、女性が自宅玄関前に現金360万円の入った紙袋を置いたところ、その日のうちに何者かに持ち去られたということです。女性はお金を奪われた後、冷静になって不審に思い、数日後に小千谷警察署に相談したことで被害が発覚しました。警察は「電話や通信アプリで警察から"お金の話"が出たら詐欺を疑い、一度電話を切って最寄りの警察署に相談してほしい」と注意を呼びかけています。