20平方メートルに50人を詰め込む…33人死亡したナイジェリアの衝撃的な拘禁実態

ナイジェリアで違法採掘の疑いで逮捕された収容者33人が一度に死亡した事件について、深刻な過密収容や換気不良、管理職員の対応不足が原因だったとする調査結果が発表された。死者のうち14人は未成年者だったことが確認された。28日(現地時間)、英BBC放送などによると、ナイジェリア内務省の調査委員会は前日、こうした調査結果を発表した。調査委員会のジョナサン・クレ委員長は、事件当時、約20平方メートルの収容室に男性の収容者約50人が閉じ込められていたと明らかにした。収容室には水道や使用可能なトイレがなく、換気も十分に行われていなかったことが調査で分かった。委員会は、狭い空間に長時間閉じ込められた収容者らが酸素不足によって急性呼吸不全に陥り、高温と脱水によって容体が悪化したと説明した。収容者の死亡は、先月16日午後8時から翌17日午前7時までの約11時間にわたって起きた。収容者らは収容室の扉や壁をたたいて水を求めたが、勤務中の職員らはその声を聞きながらも適切な措置を取らなかったことが調査で判明した。クレ委員長は、こうした拘禁環境は残虐かつ非人道的で、人間の尊厳を損なう扱いに当たると指摘した。当初、死者は37人と伝えられていたが、委員会は33人が死亡し、41人が生存していたことを確認した。当局が当初指摘していたジフテリアなどへの感染の可能性を裏付ける証拠は見つからなかった。これに先立ち、先月15~16日、ナイジェリア中部ナイジャ州で、ナイジェリア治安・民間防衛隊(NSCDC)が違法な金採掘の疑いで数十人を逮捕し、州都ミンナの拘禁施設に収容した。このうち33人が17日、死亡しているのが発見された。しかし、調査の結果、逮捕された人々が働いていた鉱山は正式な許可を受けた施設だったことが分かった。当時の取り締まりも、承認された作戦命令や適切な計画がないまま実施され、関係する鉱業当局との事前協議も行われていなかったことが明らかになった。委員会は、現場責任者ら関係職員を解任し、殺人、刑事上の過失、拷問、非人道的な扱いなどの容疑で起訴するよう勧告した。また、死者の遺族にそれぞれ3000万ナイラ(約350万円)、生存者41人にそれぞれ1000万ナイラを支払うなど、総額14億ナイラ規模の補償案を提示した。遺族と生存者への医療・心理的支援や、政府による公式謝罪も勧告した。オルブンミ・トゥンジオジョ内相は、調査報告書を司法当局に提出し、責任者の処罰を進める方針を明らかにした。

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