「引き続き関係者の皆様とも連絡を取り、関係省庁がスピード感をもって必要な対応を取っていく所存です」10月28日の会見でこう述べた木原稔官房長官(57)。ネットサービス大手「GMOインターネットグループ」がサイバー攻撃を受けた事件に関する発言だ。「10月21日、GMOが運営する『お名前.com デスクトップクラウド』に不正アクセスが発生。攻撃者はGMOに約80億円の身代金を要求しましたが、同社は支払いに応じず、24日に見舞金や損失補償などの提供に関する事項を決定し、政府に能動的サイバー防御の適用を緊急要請。その後、攻撃者のサイト上でサービス利用者とされる個人情報が公開され、GMOは1億5000万円の懸賞金をかけて攻撃者の情報提供を呼びかけました。なお、10月28日時点で攻撃者のサイトのドメインは停止されていますが、GMOは引き続き関連サイトの動向を監視し、必要な対応を取っていく方針を明らかにしています」(社会部記者)GMOの熊谷正寿代表(63)は、サイバー攻撃を受けて以降、自身のXでも積極的に情報を発信しており、懸賞金をかけたことを公表した27日の投稿では、《期間は、明日12時から「逮捕」まで永遠です。犯人を絶対に許しません》と表明。そのほか、個人情報を公開されたとされる被害者の特定につながりかねない投稿を見つけ次第、《指定の時刻までに削除されないと刑事告訴いたします》と呼びかけるなど、二次被害に歯止めをかけようと動いている。こうした対応はサービス利用者にとって心強い反面、なかには利用者の不安を逆に煽りかねない投稿も。熊谷代表は27日、今回の事件をめぐって警視庁が捜査に乗り出したと報じたネット記事を引用し、《日本だけではありません「国際刑事警察機構INTERPOL」にも相談済みで》と投稿したのだが……。この投稿に添えられた写真は、熊谷代表が笑顔で写った自撮り写真なのだ。写真の背景から推察するに、インターポールの関連施設で過去に撮影されたものと思われる。さらに、熊谷代表は28日にも、前日に講演を行った東京大学駒場キャンパスで撮影した笑顔の自撮り写真を公開。いずれの写真もどのような意図があったのかは不明だが、今回の事件で利用者に実害が出ており、今後の被害拡大の可能性も否定できない状況で、熊谷代表が笑顔の自撮り写真を投稿することが“無神経”だとして、一部では以下のような疑問の声が上がった。《俺が社員なら絶望する 無神経にも程があるよこの笑顔》《契約者です。次は自分が晒されるのではと怯えています。最新情報をキャッチアップするために頻繁に「GMO 不正アクセス」で検索しています。おそらく他の契約者も同様でしょう。そのときにこの笑顔がヒットしたらどう思うか、投稿する前に想像してみてください》《正直このタイミングで全力笑顔自撮り写真を出せる心理が分からない。ずっと申し訳なさそうな顔しとけってわけではないけど、あえてSNSに全力笑顔自撮りをわざわざアップしようと思える心理がマジで分からない》《この状況で笑顔全開の自撮りあげるのって正解?》《なんで笑顔なんですか? 顧客は笑顔じゃないですよ。》なお、本誌が28日、GMOに対して、自撮り写真に寄せられた反応に対する見解を問い合わせたところ、担当者は、「熊谷のX投稿について、ご指摘を含め、さまざまなご意見をいただいていることは承知しております」とコメント。その上で、事件をめぐるGMOの一連の対応について、「当社は、被害に遭われたお客様、ご不安を抱えるお客様のお気持ちを第一に、熊谷を含む経営陣と関係部門が一体となって、お客様の保護と被害の拡大防止を最優先に対応を進めております」と説明し、今後については以下のように明かした。「被害に遭われたお客様への補償・お見舞金、お客様の端末の解析、犯人が作成したとみられるサイトへの対応などについては、公式のお知らせで順次ご報告しております。引き続き、お客様の不安を少しでも和らげられるよう、全力で取り組んでまいります」不安を抱える利用者のために、熊谷代表にはどうにかこの難局を切り抜けて欲しい。