2026年で国民的人気作『ルパン三世』はアニメ化55周年を迎えた。 同作は1967年よりモンキー・パンチさんが『WEEKLY漫画アクション』(双葉社)で連載していたアクション漫画が原作。1971年のテレビアニメ化以降、アニメシリーズ、テレビスペシャルなど膨大な映像作品群が制作されてきた。 その中でも、特に初期の劇場映画作品がファンに与えたインパクトは強烈だった。興行的にも大ヒットした第1作目『ルパンVS複製人間』(1978年)、宮崎駿監督らしさがあふれていた『カリオストロの城』(1979年)、アバンギャルドな作風の『バビロンの黄金伝説』(1985年)など、それぞれの良さがある。 そんな中、昭和に公開された『ルパン三世』の映像作品で、唯一、個人的に未視聴だったものを思い出した。それが1987年に劇場公開された『風魔一族の陰謀』だ。当時からアニメファンの間で賛否の声があり、なぜか見る機会がなかった作品である。 だが、『ルパン三世』のアニメ化55周年を機に、『風魔一族の陰謀』を初視聴。公開から約40年の時が経ち、時代も移り変わった令和に見る『風魔一族の陰謀』に何を感じたのか、あらためて綴ってみたい。※本記事には作品の内容を含みます。