「マンジャロ」の不正販売が横行している。本来は2型糖尿病治療薬で、購入するには処方箋が必要だが、ダイエット目的の人にも自由診療で処方されている。自由診療であっても処方箋は必要なのだが、「処方箋なし」で販売する業者が後を絶たず、つい先日も逮捕者が出た。10月22日、警視庁生活環境課は東京・新宿区の医薬品販売会社『メディクスジャパン』の実質的経営者で中国籍の王沛容疑者(40)と新宿区の同社代表・羽鳥聡容疑者(54)を医薬品医療機器法違反(処方箋医薬品の不正販売)容疑で逮捕したと発表した。10月23日の朝8時すぎに警視庁・戸塚署から送検された羽鳥容疑者は一瞬カメラのほうを見たものの、すぐに顔をそむけて車に乗り込んだ。「容疑は同社が運営する東京・高田馬場の『ファーストビューティ薬局』で、今年1月から6月にかけてマンジャロなどの医薬品を日本や中国の26〜38歳の4人に処方箋なしで販売した疑いです。同社は中国のSNS『小紅書』で『処方箋なしで買える』と宣伝。実際に買った客の口コミも拡散され、多くの客を集めていました。’24年10月の開設以来1年9ヵ月の間に約6550万円を売り上げていたとみられています。顧客は中国人が中心で訪日客にも販売していました。マンジャロ以外にも、睡眠薬やぜんそく薬などを通常よりも高額で売っていたようです。“通院不要で日本の処方箋薬が手に入る”として、中国人客に好評だったといいます。処方箋を偽造していた疑いもあり、警察は余罪を調べています」(全国紙社会部記者)マンジャロのダイエット目的での使用は数年前から始まり、ここ1〜2年で大流行。最近ではYouTube番組『ラストコール』で現役キャバ嬢インフルエンサー・ゆいぴすが「(痩せたかったら)マンジャロ打ちな?」と発言して話題になった。彼女はマンジャロのオンライン処方サービスのアンバサダーに就任することが予定されており、批判の声が相次いだ。同時に、マンジャロの知名度が高まることとなった。