昨年9月、松戸市の交差点の横断歩道で、男児が乗用車にはねられ死亡した事故で、千葉地検は17日、男児をはねて死なせたとして自動車運転処罰法違反(過失致死)容疑で書類送検された会社役員の男性(69)=同市=を容疑者死亡のため、不起訴処分とした。書類送検は9日付。 地検や松戸署によると、昨年9月17日午後2時55分ごろ、同市南花島の十字路交差点で、乗用車を運転していた男性が右折した際、横断歩道を渡っていた下校中の小学1年生の男児=当時(6)=をはねた。急ブレーキをかけたが間に合わなかったとされる。男児は搬送先の病院で死亡が確認された。 男性は同日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑で現行犯逮捕されたが、健康上の理由から釈放。同署は容疑を同致死に切り替え、在宅で捜査を進めていた。