【11月01日 KOREA WAVE】韓国で、薬物を服用した状態で他人の車を無免許運転した不法滞在者が、警察に逮捕され、身柄付きで送検された。ソウル警察が10月27日に公式ユーチューブで公開した動画によると、通勤時間帯のソウル市瑞草区牛眠洞周辺で、「車の動きがおかしい」「運転者がクラクションを鳴らし続けている」「運転者の様子が変だ」といった通報が相次いだ。警察が到着した時には、車は別の車と接触事故を起こしており、通勤時間帯の渋滞も発生していた。運転者は車の屋根に上り、意味の通らない言葉を口にしながら、降りるよう求める警察の指示を何度も拒んだ。警察官が両腕をつかんで地面に降ろすと、運転者は蹴るなどして抵抗した。目が充血し、車の下に潜り込もうとしたり、車道へ飛び出したりする行動も繰り返した。警察は本人や周囲の人がけがをする恐れがあると判断し、手錠をかけた。飲酒検査ではアルコールは検出されず、救急隊とともに近くの病院へ搬送した。病院で薬物使用について尋ねられると、運転者は「液状大麻を使った」と話したとされる。ただ、簡易検査の結果は陰性だった。警察は現場での不審な行動から薬物の影響下での運転を疑い、交通捜査担当に事件を引き継いだ。その後、身元確認で他人の氏名と住民登録番号を伝えていたことが判明。追及したところ、不法滞在者であることが確認された。捜査によると、運転者は京畿道水原市で他人の車を持ち出し、牛眠洞まで約33キロを走行していた。向精神薬に分類される精神安定剤を服用し、正常な運転が難しい状態だったという。事故当時は運転席の窓から体を乗り出しており、停車中の別の車に接触したことも確認された。警察は無免許運転、薬物の影響下での運転、自動車の不法使用などの疑いで、運転者を身柄付きで送検した。(c)KOREA WAVE/AFPBB News