3人の男性から金銭をだまし取り、その内容をマニュアルとして販売し利益を得ていた「頂き女子りりちゃん」こと渡辺真衣被告。最高裁への上告が棄却され、懲役8年6か月、罰金800万円の実刑判決が確定した。 事件の概要を一般社会部紙記者が振り返る。 「りりちゃんは男性たちに恋愛感情を抱かせ、約1億5500万円あまりをだまし取ったほか、その“手法”をマニュアル化して販売していました。稼ぎはホストクラブなどで散財していたようです。マニュアルではターゲットを“おぢ”と呼び、タイプ別に分類。もっとも狙うべきは、見返りを求めずお金をくれる“ギバーおぢ”です。細かいキャラクター設定の作り方まで記されていました。このマニュアルを参照して金をだまし取った別の逮捕者も出ています」