アメリカのトランプ政権が制裁対象に指定したICC=国際刑事裁判所の赤根智子所長が2日、ニューヨークの国連本部で事前収録の動画での年次報告を行い、「困難の中でも責務を果たし続ける」と強調しました。ICCの所長は毎年秋、ニューヨークの国連本部を訪れ年次報告を行っていますが、トランプ政権がことし8月、アメリカ兵の戦争犯罪捜査などをめぐり赤根所長を制裁対象に指定。渡米が難しくなったことから、事前に収録した動画による報告が行われました。ICC・赤根智子所長「あらゆる困難の中にあっても、ICCは完全な独立性と公平性をもって司法上の責務を果たし続ける」また、赤根所長は、ICCを守ることは「法の支配に基づく国際秩序を守ることでもある」と強調。その上で国連加盟国に対し、イスラエルのネタニヤフ首相ら逮捕状の対象となっている人物の逮捕や引き渡しに協力するよう要請しました。