埼玉県警西入間署は3日、報酬を得る約束をして、金融機関の自分の口座に振り込まれた現金を別口座に送金したとして、埼玉県毛呂山町の無職の男(68)を、犯罪収益移転防止法違反(送金犯罪)の疑いで2日に逮捕したと発表した。容疑を認め、「報酬を受けて少し余裕のある生活がしたかった」と供述しているという。 送金犯罪は、犯罪で得た金であることを分かりづらくする資金洗浄(マネーロンダリング)対策の一環として、今年6月に法改正され、罰則が設けられた。県警によると、7月の施行後、同容疑での逮捕は県内で初めてという。 署によると、男は10月28~31日、報酬を得る約束をして、別の口座から自身の口座に振り込まれた現金のうち計18万9650円を、指定された12口座に17回にわたって送金した疑いがある。 男は副業を探していたところ、SNS上でアルバイトとして紹介され、口座間の送金を持ちかけられた。「1日5000円+手数料」「仕事内容:入金+送金」などと通信アプリで条件の説明を受けていたが、報酬は実際にもらっていないという。(川嶋かえ)