被害が後を絶たない、特殊詐欺。信じた相手は、誰だったのか。なぜ、だまされてしまったのか。TUYは、詐欺被害に遭った男性を取材しました。そこから見えてきたのは、巧妙に仕組まれた詐欺の手口。そして、AIによって変わり始めた犯罪の姿でした。■被害者に話を聞く…抱えていたのは怒りや悔しさ被害を受けた男性「怒りとか出てきましたね。情けなさとかね。このままでいいのかなとか。みんなに迷惑をかけたなという思い」被害に遭った男性の胸に残ったのは、怒りと、悔しさ。そして、自分を責める思いでした。全国的に多額の被害を出している特殊詐欺。山形県内でも拡大の一途をたどっています。今年7月、置賜地方に住むこちらの男性もその被害者になりました。始まりは、Facebookでした――。■親近感を抱かせた手口は被害を受けた男性「女性の方で30〜40代だと思う。同じ出身の方で、そこで安心して始まった」相手は、宝石関係の経営者を自称する「中村」という女性。出身地が同じだという親近感から、男性は警戒心を緩めていきました。被害を受けた男性「写真とかを見るとバイクに乗っていたり、スノーボード・スキーをやったりしているようで、おもしろそうな活発な方だな、素敵な若い社長さんだなと思った」記者「この方いい方だなと思いましたか?」被害を受けた男性「少しはあったのかな」何気ないやり取りを重ねるうちに、男性の中で相手への親しみが生まれていきました。そして、ある日――。■突然持ちかけられた「投資話」「Facebookをよく使わない。LINEを追加してもいいですか?」やり取りの場はLINEへと移りましたが、その後も日常の話が続きました。しかし、知り合っておよそ2年がたった今年7月。女性は男性に金への投資を持ちかけてきました。被害を受けた男性「やはり今後の老後について考えていた。もう少し貯金があってもいいのかと。年齢も60歳後半だからいつまで働けるのかわからないし、お金はたくさんあった方がいいのかと。ビッグチャンスかと思った」