警察官を名乗る男らから口座がマネーロンダリングに使われているなどと言われ、大分市の30代男性が現金48万円をだまし取られたことが分かりました。警察によりますと、10月31日、大分市に住む30代男性の携帯電話に070から始まる番号から電話があり、郵便局員を名乗る男から「あなたが送った荷物の中に、多数のキャッシュカードとマイナンバーカードがあった。身に覚えがないなら、不正利用で警察に被害届を出した方がよい」などと言われ、福井県警の捜査2課を名乗る男に転送されました。男は「あなたのマイナンバーカードで口座が開設され、マネーロンダリングに利用されている。犯人の男を逮捕しているが、このままだとあなたも逮捕されるかもしれない。無実を証明するためには捜査に協力してほしい」などと言い、「このことは誰にも話さないように」と口止めしてきたということです。男性は相手を本物の警察官だと信じ、LINEのビデオ通話でやりとりをする中で、預貯金残高を聞かれて答えたところ「紙幣の調査をするので現金を振り込んでほしい」と言われました。男性は大分市内にあるコンビニエンスストアのATMから、指定された個人名義の口座に現金48万円を振り込み、だまし取られました。その後、男性は不審に思い、かかってきた携帯電話番号や通話の中で告げられた逮捕された犯人の名前をインターネットで調べたところ、電話番号の口コミサイトの情報などから、番号や名前が詐欺に使われているものだと分かり、被害に気づいたということです。警察は、預貯金の残高を聞いてからだまし取る金額を決める、ニセ警察詐欺の典型的な手法と見て捜査を進めるとともに「警察官が捜査の名目でお金を要求することは絶対にありません」として注意を呼びかけています。