東京・中野区の商業施設「中野ブロードウェイ」の時計店で起きた窃盗事件が、思わぬ展開を迎え、注目を集めている。報道によると、事件が起きたのは、10月29日夜。時計店を訪れた男性が「時計を試着したい」と従業員に声をかけ、スイスの高級腕時計「オーデマピゲ」を腕につけたまま逃走した。ところが、その後、愛知県内から被害店舗に時計の入った荷物が届いた。シリアルナンバーから盗品と確認され、「すみませんでした」という趣旨の謝罪の手紙も添えられていたという。盗まれた時計が戻ってきた。しかし、盗んだ品物を後から返し、謝罪すれば、窃盗の罪はなかったことになるのだろうか。それとも刑事責任は残り、処罰を軽くする事情として考慮されるだけなのか。今井俊裕弁護士に聞いた。