郵便局職員や警察官などをかたる男らから「身の潔白を証明するため」などと言われ、富山県射水市の60代男性が現金およそ1000万円をだまし取られました。犯人側は男性に一度約950万円を返金した上で、翌日に再び現金を振り込ませていました。■「資金をすべて確認する」口座を指示され…射水警察署によりますと、ことし7月20日、射水市の60代男性の携帯電話に郵便局員を名乗る男から電話があり、「大阪関税局で多数の通帳が見つかり、詐欺被害が出ている。大阪府警につなぐ」などと告げられました。電話を代わった警察官を名乗る男からは「主犯格があなたも事件に関わっていると話している。潔白を証明するため指示に従う必要がある」などと言われ、連絡用アプリの「LINE」に誘導されました。男性はビデオ通話で警察手帳や逮捕状のようなものを見せられたほか、個人情報を書いた上申書の送信や、毎日の行動予定の報告を求められました。さらに検事を名乗る男からも「資金をすべて確認する」と要求され、男性は8月21日、指示されるまま指定口座に現金1003万円を振り込みました。■資金移動できない、951万2054円を返金…その後、相手から「資金移動ができないため一旦返金する」と連絡があり、9月14日に差額の約51万円を除いた951万2054円が男性の口座へ返金されました。しかし翌15日、警察官らを名乗る男からビデオ通話で改めて指示を受け、男性は指定された口座に950万円を振り込み、計1001万7946円をだまし取られました。その後、連絡が取れなくなったことから被害に気付いたということです。警察は「警察などの捜査機関がSNSで連絡したり、捜査名目で現金を振り込ませることは絶対にない」として注意を呼びかけています。