被告の男「言いたくありません」全ての質問に黙秘 6人死亡のアパート火災 福岡

9年前、北九州市でアパートに放火し、6人を殺害したなどの罪に問われている男の裁判員裁判で、6日、検察側の被告人質問が行われましたが、男は黙秘しました。住居不定・無職の井上浩二被告(58)は、2017年、以前住んでいた北九州市小倉北区のアパート「中村荘」に放火して、住人6人を殺害し、5人に重軽傷を負わせた罪に問われています。10月の初公判で井上被告は「私は関係ありません」と述べ、起訴内容を全面否認しました。11月5日の公判で検察側は、逮捕前後の取り調べに対する井上被告の供述調書を読み上げました。調書の内容をまとめると、井上被告は火災当日、親族宅でバーベキューをしようとガスバーナーを持って家を出たものの、遅い時間だったため、中村荘の近くでたばこを吸って自宅に引き返したという内容を供述していました。しかし、続いて行われた弁護側の被告人質問で、取り調べの際、火災当日の記憶があったかどうか問われた井上被告は「ほとんど記憶はなかった」と答えました。さらに。■弁護側「引っ越した後、中村荘を訪れたことは?」■井上被告「ないです。行く用事がないからです。」こう述べて、改めて関与を否定しました。6日は検察側の被告人質問が行われました。■検察官「中村荘での生活状況を伺ってもよろしいでしょうか。」■井上被告「言いたくありません。」検察官からの全ての質問に対して黙秘した井上被告。その後、裁判長から「裁判官や裁判員の質問についても黙秘権を行使しますか」と問われると、「はい」と答えました。

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