石川県内の20代女性とみられる遺体が、あわら市内の山林で見つかった事件。関与したとみられる広島の男と女性は交際していたとみられ、7月には女性が「関係を断ちたい」と石川県警に相談していた。県警によると、女性が相手への警告を望まなかったため、女性や家族への防犯指導をするにとどめ、何らかの動きがあれば直ちに110番通報するよう伝えていた。 県警によると、監禁の疑いで逮捕された広島市の無職の男(49)は、かつて仕事の関係で石川県内に住んでいたことがあり、その時期に女性と知り合い、交際関係に発展したとみられる。 男に警告せず 7月28日午後11時半ごろ、女性は石川県警本部に「交際相手と関係を断ちたい」と相談していた。その約30分後、白山署員が女性方に行き、何か動きがあればすぐ110番通報するよう防犯指導を行った。同30日には、女性の家族にも同様に指導した。同署は女性の意向を受け、交際相手に警告はしていなかった。 着衣乱れなし 遺体の状況については、着衣の乱れはなかったが、外傷などの詳細については捜査に支障があるとして明かさなかった。合同捜査班は2人の間に何らかのトラブルがあったとみているが、女性からの相談内容はプライバシーに関わることとして説明を伏せた。 7日、報道陣への説明では質問が相次ぎ、約1時間に及んだが、署は遺体をいつ遺棄したかや押収品、女性と家族が最後に連絡を取れた時間などの質問には答えなかった。 ■事件の経過 7月28日 午後11時半 女性から石川県警本部へ相談 7月29日 女性方へ訪れた白山署員に対し、女性が「交際相手と関係を断ちたい」と相談 11月5日 女性の両親が娘と連絡が取れないと警察署に届け出 11月6日 午後8時46分 広島市内で発見した容疑者を逮捕 11月7日 午前10時20分ごろ 福井県あわら市の山林で女性の遺体を発見 午後8時半 白山署と石川県警捜査1課が同署で事件を説明