自宅に呼んだ救急車盗んだ疑い、男を逮捕 「自分で病院に行こうと」

自宅に呼んだ救急車を盗んだとして、埼玉県警久喜署は20日、埼玉県久喜市久喜東1丁目、職業不詳平田浩史容疑者(46)を窃盗の疑いで現行犯逮捕し、21日発表した。「自分で病院に行こうと思った」などと供述しているという。 署や消防によると、平田容疑者は20日午後6時50分ごろ、腹痛などを訴えて119番通報。自宅に駆けつけた救急隊員が処置をしている途中に、突然怒り出して刃物を取り出し、救急隊員が避難した隙に自宅前にとめてあった救急車に乗って走り去ったという。 救急隊からの通報を受けて警察が捜査したところ、平田容疑者の乗った救急車は自宅近くのドラッグストアの駐車場で見つかった。救急車が自宅に到着した時点で、飲酒していたとみられるという。 消防によると、救急車にはシフトレバーを動かせないようにする盗難防止の装置がついていて、この日も隊員が装置を作動させてから処置に向かったという。「なぜ装置の解除に至ったのか、原因を調べる」としている。(山田みう)

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