法律で定められた契約書を交わさずに屋根瓦の修繕を行ったとして会社の男(27)2人が逮捕されました。法外な修理費を請求されたとして相談があり発覚したもので、警察は能登半島地震による家屋の被害をうたった可能性もあるとみて捜査しています。 逮捕されたのは、神奈川県相模原市の会社員・丑山伸啓(27)容疑者と神奈川県綾瀬市の会社員・金子啓介(27)容疑者です。 富山南警察署によりますと2人は、去年5月21日、富山市内に住む80代の女性の自宅を訪問し「瓦がずれているように見える」「補修しましょうか」などと言って屋根瓦の隙間を埋める工事をし、領収書を手渡したのみで、クーリングオフなど契約解除に関して記載された書類を渡さなかった疑いがもたれています。 80代女性の娘から「母が屋根瓦の修理で法外な値段を請求された」と警察に相談があり事件が発覚しました。 容疑者の男2人は神奈川県相模原市内にあるリフォーム会社の同僚だということです。 警察は容疑者2人の認否を明らかにしていません。 能登半島地震による家屋の被害をうたった可能性もあり、余罪がないか調べているほか、匿名流動型グループ・いわゆる「トクリュウ」との関係があるとみて捜査しています。