長野県岡谷市で23日、国道で高齢の女性を乗用車ではねて死亡させ、救護せずに立ち去ったとして54歳の男がひき逃げの疑いで逮捕されました。 ひき逃げの疑いで逮捕されたのは、岡谷市の54歳のパート従業員の男です。 警察によりますと、男は23日午前5時55分頃、岡谷警察署に「人をはねてしまった」などとして出頭して来ました。 直前の午前5時54分頃、国道20号線の今井交差点付近で運転していた乗用車で高齢の女性をはねたのに救護せず立ち去り、そのまま警察署に向かったと見られています。 警察と消防が道路に倒れている女性を発見しましたが、現場で死亡が確認されました。 警察は死亡ひき逃げ事件として男から事情を聴いていましたが、午後5時に過失運転致死と道路交通法のひき逃げの疑いで逮捕しました。 調べに対し男は「人をはねたが車から降りず救護もしていない」と話し、容疑を認めているということです。 死亡したのは岡谷市内の80代の女性とみられ、警察が身元の確認を進めています。